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実家を売却する前に片付けは必要?売却の流れや注意点を解説

<監修者>

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縄田 良太

有限会社「住販」代表取締役。売り主様の希望をよく聞き、緻密に考え抜いた販売戦略で売却することを大切にしたスタイル。地元に根ざした経営スタイルが強み。
保有資格:宅地建物取引士

実家を売却する際の片付けについて悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

しかし、長年住んでいた実家の片付けは簡単なことではありません。片付けなくてもいいのであれば、そのまま売却してしまいたいと考えている方も多いでしょう。

この記事では、実家の売却に向けた片付けの必要性と片付けのコツ、売却の流れについてわかりやすく解説します。

実家売却の前に片付けは必要?

実家を売却する前に片付けをしておくと、見映えもよく綺麗に見えるため、査定額が上がる可能性があります。ただし、買取であれば片付け不要な場合もあるため覚えておきましょう。ここでは、実家を売却する前の片付けの必要性について詳しく解説します。

片付けたほうが査定額が上がる可能性がある

実家を売却する前に片付けることで査定額が上がる可能性があります。なぜなら、購入希望者が実際に内見に来た際に、広さや明るさの印象が良くなるからです。

片付けることで、収納スペースや広さもアピールできるため、評価が上がりやすくなります。家の価値を少しでも高く見せるため、片付けを検討しても良いでしょう。

買取であれば片付け不要な場合も

買取業者に直接売却する場合は、片付けが不要な場合もあります。なぜなら、買取業者は物件買取後に自身で清掃し、修繕した状態を想定して買取査定を行うからです。

ただし、買取業者によって方針やサービス内容も異なるため、まずは買取業者と相談した上で判断すると良いでしょう。

実家の売却で片付けする際に考慮すべきこと

実家の売却へ向けて片付ける際には、家具家電の処分費用や片付けに時間がかかることも理解しておきましょう。特に、仕事や家事などで時間をあまり確保できない場合、なかなか片付けがスムーズに進まない可能性もあるため要注意です。

ここでは、実家の売却で片付けする際に考慮すべきことをわかりやすく解説します。

実家売却へ向けた片付けは費用もかかる

実家売却へ向けた片付けで大きな家電家具を処分する必要がある場合、処分費用が発生する点に注意しましょう。

大型の家電家具などは、一般的なゴミ処分ではなく粗大ゴミとして扱われるため、各自治体によってゴミの出し方も異なります。処分費用を考えて予定を立てましょう。

実家売却へ向けた片付けには時間がかかる

実家の片付けには、時間が必要です。特に、長年住んでいた実家の場合、長い年月で残された物が多いため、処分に長い時間を要します。片付けに時間がかかることを想定した上で、計画的に片付けを進めましょう。

専門業者への依頼も視野にいれよう

家事や育児、仕事などで十分な時間を確保できない場合は、専門の片付け業者に依頼することも一つの手段です。

業者に依頼することで、片付けが短期間で効率的に行われ、売却もスムーズに進められます。片付けに時間をかけすぎると、売却のタイミングを逃してしまう可能性もあるため、できるだけ早めに対応することが重要です。

実家売却の片付けをスムーズに行うポイント

実家売却へ向けた片付けをスムーズに行うためには、片付けのスケジュールを立てることや片付けの分担を親族で行うことが重要です。ここでは、実家売却の片付けをスムーズに行うポイントをわかりやすく解説します。

片付ける前に貴重品がないか確認する

片付ける前に、必ず貴重品がないか確認しましょう。貴重品を先に収集しなければ、現金や書類、宝石類まで誤って処分してしまう可能性もあります。特に、相続に必要な書類などは後で必要になる場合もあるため、片付けを始める前に収集して別の場所に保管しておきましょう。

また、貴重品や書類を1つひとつ探しながら片付ける場合、大切な書類や貴重品が出てくるたびに確認しなければいけないため片付けがスムーズに進みません。先に大事なものを収集してから片付けた方がスムーズに片付けを進められます。

スケジュールを立てる

実家の片付けは、時間がかかるため事前にスケジュールを立てて計画的に進めることが重要です。

実際に片付ける際には、最初は片付けやすい場所から入りがちですが、やりやすい場所を先に片付けてしまうと、最終的に効率が悪くなってしまう場合もあります。

事前にスケジュールを立てて進めることで、効率的に作業ができます。

親族で片付けの分担をする

片付けを親族だけで行う場合は、各部屋や片付ける場所をあらかじめ分担しておくとよいでしょう。役割を決めておくことで、誰がどの部分を片付けるかが明確になるため、作業が早く進みます。また、役割分担がされていれば、親族同士でのトラブルや揉め事も避けられます。

どこまで片付けるか決めておく

片付ける範囲や優先順位を事前に決めておきましょう。処分や片付けるものが多すぎる場合、いろんなところに手を付けすぎて、なかなか作業が終わらないこともあります。

「まずはこの部屋から始める」「次にこの収納スペースを整理する」など、具体的に片付ける目標を決めておけば、効率よく片付けを進められます。

ゴミの分別方法や曜日を把握する

自治体によって分別方法や曜日、時間帯が異なるため、ゴミの分別方法や曜日を把握しておきましょう。

実家の片付けでは、多量のゴミが出ることが予想されます。分別方法や出し方、収集日も異なるため、事前に把握しておけば効率的に処分できます。

実家を売却する際の流れ

実家を売却する際には、遺言書の確認や相続登記など、複数の手順によって進められます。売却する前に流れを理解しておくことで、スムーズに手続きを進められます。ここでは、実家を売却する際の流れについてわかりやすく解説します。

遺言書の確認をする

最初に遺言書の確認をしましょう。最初に遺言書を確認すべき理由は、相続トラブルを避けるためです。事前に遺言書の存在を確認しておくことでスムーズに相続手続きを進められます。

遺言書がない場合は、遺産分割協議で決めます。遺産分割協議とは、相続人全員で協議を行い、遺産の分割方法を決定する方法です。

トラブルや揉め事にならないためにも、実家を売却する前に必ず遺言書の有無を確認してから進めましょう。

相続登記をする

不動産の所有権を相続人に移転するためには、相続登記が必要です。

相続登記は義務ではありませんが、売却する場合は相続登記が行われていないと、所有者が不明瞭になり、売却手続きがスムーズに進まない可能性もあります。

相続登記を行うことで、相続人の権利が保護されるため、手続きをスムーズに進めたい方は相続登記も済ませておきましょう。

実家を片付ける

実家を売却する際には、家の中をきれいな状態にしておくことが重要です。家が片付けられていることで、見学に来た購入希望者に良い印象を与え、高く売れる可能性が高まります。

不動産会社で売却査定をする

複数の不動産会社に査定を依頼します。1つの不動産会社では、査定額や得意分野などの比較もできないため、必ず複数の不動産会社を選んでから決めましょう。

媒介契約を締結する

不動産会社に仲介売却を依頼する場合、媒介契約を締結する必要があります。媒介契約には、一般媒介契約と専属専任媒介契約、専任媒介契約の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。

それぞれの契約内容を下記に表でまとめました。

媒介契約の種類特徴
一般媒介契約複数の不動産会社に依頼できる。レインズへの登録義務はなく、報告義務も定められていない。
専属専任媒介契約不動産会社1社のみ依頼できる。レインズへの登録義務、報告義務がある
専任媒介契約不動産会社1社のみ依頼できる。しかし、売主が自ら買主を見つけるのは可能。レインズへの登録義務あり。

どの媒介契約がいいのかは、売主の考えによって異なりますが、弊社にご依頼いただくお客様には、専属専任媒介契約をおすすめしています。

弊社は、より最適な価格で不動産を売却するため、専属カメラマンによる写真撮影や清掃業者による清掃、有料の市場データ購入などにより、戦略的な販売活動を行っています。

それらの販売活動によって、お客様の理想的な売却を実現するためにも、専属専任媒介契約をおすすめしています。

販売の開始をする

不動産会社と相談し、売り出し価格を決定します。 売り出し価格は、不動産会社などが査定した査定価格をベースに「いくらで売りたいか?」という売主の思いも汲み取った価格になります。

できるだけスムーズに売却を実現するためには、相場に見合った価格設定をすることが大切です。担当の不動産会社とよく話し合って、売却価格を設定するとよいでしょう。

実家を売却する前にできるだけ片付けておきましょう

実家を売却する前には、できるだけ片付けておくことが大切です。ただし、不動産会社による買取の場合、必ずしも片付けが必要になるとは限らないため注意しましょう。

また、実家の売却に向けて片付ける際には、相続手続きや売却までの流れを考慮したうえでスケジュールを立てて、計画的に実施することも大切です。

片付けが完了し売却の準備が整ったら、慎重に不動産会社を選びましょう。それぞれの会社には専門分野や強みが異なるため、複数の会社を比較して自分の目的に合った不動産会社を見つけることが重要です。

有限会社住販は、お客様の想いを大切に、適正な価格で不動産を売却する『不動産売却専門の不動産会社』です。

弊社では、仲介売却や買取サービスを行っております。お客様の想いを汲み取り、理想を叶えるために最適な売却プランをご提案します。ぜひ、一度お問い合わせください。

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